食:サラワク・フード

サラワク・ラクサ (Laksa Sarawak)

云わずと知れた、マレーシアのラクサ(カレー風スープのビーフン)のサラワク版。半島のラクサとは、微妙に異なる味のエッセンス。麺の種類や具材、スープの味が、サラワク特有のラクサです。朝食、昼食にお勧め。付いてくるライムを絞ると、味がまろやかになります。スペシャルは、上にのっているエビの量が多いです。

最近は、屋台の味とほぼ同じのインスタント製品が出ていますので、お土産にお薦めです。        

 

 

コロ・ミー (Kolo Mee)

サラワクでしか食べれない、スープの無い、油で絡めたラーメン。麺も、シナ麺風縮れ麺や、幅広の麺(カンプア・ミー<シブ特産>)、細麺など豊富な種類を選べ、飽きが来ません。又、店によっては、チャーシュー以外に、蒲鉾等の具が盛沢山の所も有りますので、頼む前にチェック。*スープのあるラーメンも同じ値段です(ミー・スープ)。

コロ・ミーは、基本、どこでも美味しいです()が、クチン地域で、一番は、ここ(少し郊外-Google Map)。セメンゴ野生動物センターの少し手前の町コタ・パダワン(旧名10マイル)。コロ・ミーの別バージョンのカンプア・ミーのインスタント製品も、麺がオリジナルの麺に非常に近い状態のものですので、お土産にお薦めです。

 

ミディン (Miding)

サラワクでしか取れない山菜の一種。栽培で無い為、1束RM 5~10と、値段に幅があります。オイスター・ソースで炒めるパターンと、ブラチャン(香辛料)で炒めるパターンがあり、臭いに過敏な人は、前者をお勧めします。少し粘り気があり、日本人好み。今までに不味いと言った日本人は1名のみ。

その他の山菜で、パクというのもあります。パクは、少し渋みがあります。下記の海鮮料理のTop Spotで食べられます。

 

乾燥肉骨茶 お薦め

一般的には、漢方モツ煮込みスープとご飯で、活力が出る事から、朝食の定番の一つとして、現地の人々に親しまれています。

一押しは、ドライ・バクテー(乾燥肉骨茶)です。少しのピリッと感とオクラが微妙なテイストで、スルメが隠し味で、ご飯が進みます。

**肉骨茶(バクテー)のお薦めは、Go Fun Kee Bak Kut Teh (呉方記肉骨茶)です。クチン市内に数点ありますが、市内中心の店舗は、こちら(場所-Google Map)

 

 

擂茶 <ルイチャ(レイチャ)> 健康食

サラワク中華でも人口の多い客家の健康食。玄米の上に野菜や豆類がのって、様々なハーブを擂ったお茶をかけて食べる。歴史は、戦国時代に遡る由緒正しい伝統健康食。

クチンで一番美味しい店は、住宅街。(場所-Google Map)

行列が出来る店 - 麵家湯(場所-Google Map)

 

クチンで一番行列が出来る麺屋。メニューは1本。豚モツスープと、麺(コロミーの具なし/ネギのみ/麺は数種類から選べる)。通常、30-40分待ち、それでも、日々行列。裏技必要。


 

 

その他

 

ミー・スア Mee Sua

福州出身の中華系による、鶏肉と椎茸のどっかりとのった、ソーメン風の麺を使ったラーメン。鶏肉と椎茸で出汁をとり、中華ワインが少し薫る、あっさり風味。体調が悪い時は、これがベスト。

肉まん Bak Pau 

巨大な肉まん。クチン一の肉まんは、ネコの像近くのPadungan通りにある、Fook Hai Café(場所-Google Map)がお勧め、午前中早い時間で売り切れる事が良くありますので、ご注意。

ナシ・チャンプー Nasi Campur

マレーシアの経済飯。ご飯を渡され、並んでいる沢山のお惣菜から選べます。マレー系のお店は、カレー(鶏肉、魚、牛肉)や魚フライなどがメイン、中華系のお店は、豚肉、鶏肉、牛肉、魚、で調理法も多様で、チョイスが多い。両方共、野菜は必ずあり、ビタミン不足の方にはお勧めです。

スチーム・ボート Steam Boat

焼肉と鍋とを両方備えたスチーム・ボート。食べ放題です。牛肉、鶏肉、エビ、イカ、魚などの焼肉と、様々な具がある鍋料理が一気に楽しめます。焼肉のタレは、こちらでは、チリソースや醤油が主流。日本の焼肉のタレがあると最高かも・・・。

海鮮料理 Seafood

クチンは、魚介類も豊富で、シーフード・レストランの各店には、豊富で新鮮な食材がズラッと並んでおり、そこから選び調理してもらいます。海鮮だけでなく、野菜は、日本でもお馴染みの物から様々な山菜(ミディン・パク)など、選択の余地があり過ぎ困ります。特にお勧めは、Black Pepper Crab(カニの黒コショウ<サラワク産>炒め)、Cuttlefish with Dried Chili (イカの乾燥チリ炒め)、Sea cucumber Soup(ナマコのスープ)、Miding with Oyster sauce (ミディンのオイスターソース炒め-現地風が良い方は、ブラチャン(アミ)炒め"Miding with Belacan"、Butter Prawn(エビのバター炒め)、豪華な魚の蒸し料理は、潮州風(Teochew style)がお薦め。

お薦めは、ブキット・マタ・クチン通りの海鮮屋台街"Top Spot Food Court"場所-Google Map-駐車場の屋上6階) 。所狭しとお店が並んでいます。25番と26のBukit Mata Seafoodがお勧め。

中華料理 

中華系が多いクチンでは、中華料理のレストランも沢山あり、お値段もお手頃な価格で、中華料理を満喫できます。中でも、北京ダックが有名なレストラン(場所-Google Map)、豪華な中華料理が楽しめるレストラン(場所-Google Map)など、現地の中華系の人々だけでなく、海外からの商用や旅行者の方々に親しまれています。

 

 

ドリアンなどの熱帯果物 

なんたって、ドリアン。果物の王様。臭い、まずいという人は、本物のドリアンを食べに、サラワクに来て下さい。その他、果物の女王マンゴスチーン、ランブータン、マンゴ、ランサット、マタ・クチン、バナナ各種、パパイヤ、各種、取り揃えてあります。一部、季節によりますので、先ずは、お問合せ下さい。

 

 

カキ氷-ABC

熱帯の暑さを癒してくれるのが、カキ氷のABC。お洒落なホワイト・レディは、ライチが入っていて爽やかなテイスト。

 

 

 

サラワク先住民族のスペシャル・フード

竹筒の料理 (伝統)
鶏肉やご飯、野菜、等をそれぞれ竹筒にて調理。ジャングル・フードの定番。お皿は、バナナの葉を利用で、手掴みで・・・・。

ウツボカズラ飯 (ちょっと伝統)
ウツボカズラ(主に、Nepenthes ampullaria)に、もち米をココナッツ・ミルクを入れて炊いた、サラワク版チマキ。

サゴ・ウォーム (驚異)

サゴヤシの幹に寄生する、ゾウムシの幼虫。炒めて食べます。活力の源。生食可。

セミのフライ (巷で流行の)
ごく一部の地域で食べる事の出来るセミのフライ。

タンポヤ (ドリアンの保存食-勇気必要)
ドリアンの果肉塩をまぶした保存食。半永久的に保存できる(らしい)。市場で、プラスチック容器にクリーム状のものが入れられている 

カッサム・バビー(ヒゲイノシシの粕漬け-要注意)
先住民族の保存食。野生のヒゲイノシシでなく、豚で作られ類似品には要注意。おそらくは、サラワクで一番美味しい食品。
が、初めて食べた人は、お腹を壊すので要注意。自己責任でお願いします。 

<地酒>

トゥア-Tuak (地酒-どぶろく)
先住民族の伝的な地酒。お米から作ったどぶろく。甘め。一部、市販品あり。 

ランカウ-Lankau(焼酎-要注意)
先住民族の作る蒸留酒。度数が、街々なので、強烈なものもあり(村限定) 

イジョッ-Ijok(ヤシ酒)
イバン族のヤシ酒。他の国では、同様のお酒があるものの、サラワクでは唯一バタン・アイ地区イバン族のみが作る酒。ヤシの幹から抽出された原液は、カルピスの味。 

クチン・フード・フェスティバル (毎年7月後半~8月中旬)

毎年7-9月のクチン・フェスティバルの一環で、クチン南市役所の特設会場で、クチン・フード・フェスティバルが開催されます。

サラワク州のグルメ、ホテルのレストランや高級レストランから、屋台のB級グルメ、おやつ、先住民族の伝統料理、日本料理、タイガービール、珍味など、ありとあらゆる食べ物の露店が集うフェスティバル。

いろんなものを食べられたい方は、是非、この時期にお越し下さい。

イベントの詳細は、こちらのページをご覧下さい。

おまけ クイティアオ( クエティアオ-Kuey Teow)

東南アジアでは、どこにでもある、幅広の麺のクイティアオ。炒めてもよし、スープでもよし。焼きそば風のクイティアオ・ゴレン、餡かけ広東風カントン・クイティアオ、コロミー風コロ・クイティアオなどがありますが、サラワク起源のクイティアオ・トマト・ソース。そんなにすごく美味しいという訳でもありませんが、はまると忘れられない味となります。

クイティアオ・トマト・ソース(サラワク限定)

 

 

お問い合わせは、info@insar.com まで、ご遠慮なく何なりとお申し出下さい。