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サラワク屋台事情

ラクサ/コロミー/経済飯

★我々は、洒落たカフェで昼食は取れません。間違っても、屋台です。

 その日は、少し雲がかかった青空の日でした。そろそろ午前中の仕事も片付いたかなと言う時間帯に、突然社長の気まぐれで、今日は、皆でベジタリアンのレストランへ行こうという事になり、その時居合せた私と社長と洋平3人で、社長のメルセデス(気分だけ)でレストランへ行きました。そのお店は、冷房が効いたカフェ風のレストランで、ベジタリアンのレストランのくせに、一番美味しいのがロティ・チャナイ(薄焼きパン/インド料理)だったのが不思議でしたが、たらふく食べた後、更に、社長の気まぐれは留まる事を知らず、「食べ過ぎたから、午後眠くなるといけないから、美味しいコーヒーを飲みに行こう」という理論で、美味しいと言われる珈琲屋に移動しました。私は心の中で、「お昼休みは、とっくに過ぎている。これで、さらにコーヒーなんか飲んだら、超優雅な有閑マダムの昼食だよ。午後の仕事が大変だ」と思いながら、社長命令に反抗する事の出来ない忠犬ハチ公の二人は、珈琲屋についていきました。さすが、社長の御用達の珈琲屋とあって、うちっぱなしの壁に、木目調のカウンター、壁には「わけのわからない絵画」、超座り心地の悪い幾何学的な椅子とテーブルで、いわゆる、ハイソな洒落た感じの珈琲屋でした。一瞬、クチンの一般庶民の生活に200%慣れすぎた私と、クチンの一般人の生活に95%迄感化されつつある洋平の2人は一瞬腰が引けましたが、天晴れ社長いつもの調子で店の中に突入して行きました。

メニューを頼んで、冷静になった2人は、頼んだものを待っている間、周りを気にするようになりました。どうも、お隣のテーブルは10名位のIT関係の人の様で、ここクチンでは到底見かけることの無い様な、クチンでは少数派にあたるネクタイやスーツを着た人々で、「こんな人はこういう所にいるんだな」と内心思っていると、洋平が「IT関係の人は、こういう所でお昼ご飯ですよ。我々とは違いますね。我々は、いつもトンプソンズ・コーナーですからね」と呟いた。ここで私もふと我に帰り、「そうだよ。こんな所でお茶を飲むなんて、我々の主義に反する。とっととお茶飲んで会社に戻ろう」と社長には聞こえない様に小声で洋平に伝えました。ウェイターが運んできた珈琲は、1杯分の紅茶用のガラス容器に入った珈琲とコーヒー・カップで、容器の中の色が珈琲ぽく無いので、社長がこれは紅茶だよと呟いた瞬間、容器中央に鉄の棒が出ていたので、きっとこれを押すのかなと、とっとと帰りたかった私は、強引に押しました。そうすると、色が珈琲色に変わって、珈琲らしくなりました。「わあ~。鍋ちゃんすごい」といった社長を見て、「社長、ここにいつも来てないんじゃないの~~」と不安になった私と洋平でした。

 そうです。我々は、「ボルネオからの誘い実行委員会」として、断固として、こんな洒落た店は、お勧め致しません。こういうお店でお茶を飲むのであれば、ブキット・ビンタン(KL)でも、オーチャード通り(SIN)でも、六本木でも、道頓堀でも、中州でも、恵比寿でも、どこでも出来ます。座り心地は悪いは、値段は高いは(トンプソンズ・コーナーに比べると約5倍の値段)、格好は良くても、珈琲のコクと味と香りは、あまり変わらないのです。やはり、トンプソンズ・コーナーです。

ここで、トンプソンズ・コーナーをご紹介します。トンプソンズ・コーナーは、クチンでは、老舗のコーヒー・ショップの一つで、我々の事務所より比較的近く(車で5分ほど)、食べ物の種類も豊富に揃っていますので、我々は良く出没します、社長はごく稀に・・・。こういう屋台は、通常、2~3階建てのビルの1階の「角」にあります。ですので、こういうコーヒー・ショップの名前は、大抵、「OOOOO・コーナー」という名前です。トンプソンズ・コーナーも同様ですね。最近では、こういうコーヒー・ショップは沢山ありますので、そういう「角」に無い店もありますが、やはり、「角」にある方が、道路の2方向から見えるので、立地的に良い様です。このコーヒー・ショップには、沢山の屋台が店の中にあるのですが、そのシステムは、飲み物屋は基本的に1軒のみで、通常、そこの大家さんがなります。いわゆる、その場所の所有者ですね。何故かというと、飲み物は、意外と経費がかからず、やりようによっては、利益率が非常に高い分野です。さらに、大家の特権で、他の飲み物屋が入る事が出来ないですので独占です。そして、店の中の数々の食べ物の屋台は、その大家より間借りする形で、2畳位の区画をRM300~500/1ヶ月のレンタル費となり、1箇所のコーヒー・ショップで、10~15区画程あります。こういうと、大家はボロ儲けのように見えますが、こういう2~3階建てのビルは、通称、ショップ・ハウスと呼ぶのですが、1~2階は商業用スペース限定で、2~3階は住宅用スペース限定ですが、商業用スペースは、同じ建物でも値段が2倍前後高く、場所にもよりますが、RM 150,000~200,000位します。ローンにすると、15年位のローンですと、月々少なくともRM 2,500以上は払っていかないといけませんので、光熱費や人件費などを考慮に入れると、意外とそんなにボロ儲けでもない事が分かります。

既に体験された方は、ご存知だと思いますが、飲み物と食べ物を、それぞれ頼んだ所に払わないといけません。食べ物も、別々の所で幾つか頼むと、それぞれの所で払わないといけません。ですので、飲み物や食べ物が来ると、即座に支払った方がお互いの為(店側とお客)にスムーズに行くのが常です。又、それをスムーズにやって見せる事で、始めて屋台を体験する人の前では、非常にクールに映りますので、悦に浸れるでしょう。しかし、始めて屋台を体験する人は、払う気持ちはあっても、払うタイミングを知らない為、いつも、知っている者が払わなければならなくなるという結果に繋がり、クールさを取るか、お金を取るか、悩む所です。一応、マレーシアのサラワク・ルールでは、飲みに誘った人、食べに誘った人が支払うという、暗黙のルールがある為、給料日前なんかは、誰も誘いもしませんし、昼時も黙ってこそこそと食事に行く人もいます。又、逆に誘われるのを待って、待って、結果、誰も誘わず、昼食を逃すという輩もたまにいます。

さて、ここでやっと、何が食べられるかをご案内しましょう。読者の方にとっては、ここが一番期待されている部分かと思いますが、このサイトは、観光案内や食べ物紹介が趣旨ではありませんので、その背景の部分を前置きとして、長々とご紹介しましたがお許し下さい。ここ迄お読みの方にとって、お馴染みのお店になりつつあるトンプソンズ・コーナーで例を取ってみましょう。

トンプソンズ・コーナーでは、コロ・ミー(スープ無しラーメン)屋、サラワク・ラクサ屋、チキン・ライス屋、BBQライス屋、肉まん(シュウマイ、粽、ポピア(春巻き)等含む)屋、肉骨茶(バクテー)及び土鍋飯屋、経済飯屋、素麺(ミー・スア)屋、サンドイッチ屋(NEW)、各種麺及び各種一品料理屋、ロティ・チャナイ屋と、マレーシアやサラワクに来て、食べなければならないものは、殆ど揃っています。これが、我々の昼時の台所となっている所以ですし、月曜日は基本的には休日ですが、経済飯屋と、他の日の売り上げが少ない店が月曜日にあけますので、年中無休といって良いでしょう。食事前の読者の方は、さらにお腹が減った事でしょう。

先ず、ドリ鍋の大好きな、1週間食べないと禁断症状を起こすコロ・ミーからご紹介しましょう。いわゆるラーメンなのですが、スープが無いラーメンで、麺を油+調味料で絡めて、チャーシューと豚肉のミンチ、ネギ、大蒜と玉ねぎを細かく刻んでカラッと揚げた物がのっているのが、コロ・ミー(RM 2.40)です。調味料は、店によって、それぞれ秘伝がある様で、時折、すごく美味しいコロ・ミーに出会う事もしばしばですが、ここトンプソンズ・コーナーのコロ・ミーは、いたって、ベーシックな感じで飽きがきません。ゴマ油を調味料に入れる店もあるのですが、1回目は、斬新で美味しいと思いますが、癖があるので、何度も食べてみようとは思いません。一方、スープのあるラーメンを食べたい方は、ミー・スープ(RM 2.40)と言えば出て来ますが、鶏で出汁をとったあっさりのラーメンです。具は、コロ・ミーと同じです。 豚骨王国で育った私は、どうも、この腰の抜けたスープが駄目で、ミー・スープを食べたのは、1番最初にここに来た時に知らずに食べた以来、口にしていません。でも、日本人全般で言うと、ミー・スープの方が人気があるようです。今では、麺も、チリチリ麺、平麺、クエ・ティアオ(きし麺風)、ビーフン、そして、細麺などあり、好きな麺を選んで作ってくれます。中でも、細麺をコロ・ミーで食べると、麺の独特の匂いが、豚骨ラーメンに使用されている麺の匂いと同じですので、故郷を懐かしながら食べてます。この店では、ワンタン・ミー(RM 3.00)というのがあり、小さなお椀にワンタンの入ったスープとコロ・ミーの醤油味のセットです。この場合のコロ・ミーの味は、少しこってりです。又、マシュルーム・チキン・ミー(RM 3.30)というのは、鳥のささ身と椎茸とネギと野菜等が入った揚げ麺を使うラーメンで、出汁の良く取れたスープです。雰囲気は、チキン・ラーメン豪華版と言う感じです。

この次は、ラクサ(RM 3.50)です。ラクサと言うと、マレーシアやシンガポールに来た事ある人であれば誰しも、目にするか、口にしたかの人がほとんどだと思いますが、サラワク・ラクサは、中でも、抜群に美味しいと言われております。クアラルンプール等の西マレーシアから来たマレーシア人の人々の殆どが、サラワクに来て、サラワク・ラクサを食べ無いで帰る人は、いないに等しいと言うほどです。ラクサとは、何かと言うと、大雑把に言うと、カレー麺の様なものですが、カレーでなく、ラクサと言う調味料を使います。鶏肉でベースの出汁を取り、ラクサの元を溶かし込み、塩、醤油、胡椒、等の調味料で味を調整し、最後にココナッツ・ミルクを入れます。この配分によって、ラクサの味は決ります。サラワク・ラクサの麺は、基本的には、ビーフンを利用しますが、私は、ビーフンだと足りないので、焼ソバなんかに使う太麺で作ってもらいます。具は、蒸し蝦3個、蒸した鶏肉のささ身、薄焼き卵、モヤシ等です。一般的な値段は、3.50ですが、同じ店で、RM 4.50やRM 5.50等の異なる料金がありますが、料金の違いは、蝦等の具の量の違いです。尚、ココナッツ・ミルクを入れていますので、もちがよくありませんので、朝からやっている店はお昼過ぎまで、お昼からやっている所は夕方まで、と営業しています。クチンでサラワク・ラクサの一番美味しい店は、残念ながら、トンプソンズ・コーナーでなく、市内のグランド・コンチネンタル・ホテルのすぐ隣です。早朝は、いつも込んでますし、いつも、お昼前には売り切れです。因みに、ラクサは、そのペーストが市内のスーパー・マーケットで売っていますので、それさえ手に入れれば、上記を参考に、日本でも作れます。ココナッツ・ミルクを控えめにいれて、別のカレー粉を少し混ぜるのが、サラワク・ラクサのコツです。

その次は、チキン・ライス(RM 3.50前後)。こちらでは、一般的に、昼ご飯によく食べます。シンガポール・チキン・ライスというチェーン店がありますが、その大元を辿ると、中国海南島の人々の食事だそうです。日本で、チキン・ライスと言うと、ケチャップで炒めたご飯ですが、こちらのチキン・ライスは異なります。茹でた鶏肉か、フライの鶏肉がご飯の上にドカッとのっています。それに、お店の人が特製の醤油と酢と油のタレを少しかけます。これが、味のベースです。別にチリの酢漬けのタレが付いてきますが、お好みです。このタレには、醤油を少したらすとより美味しくなります。しかし、チキン・ライスとは、鶏肉がのっているからチキン・ライスではなく、本当は、そのご飯が重要なのです。普通のご飯に鶏肉がのっかったものは、チキン・ライスの偽物です。チキン・ライスのご飯は、その上にのる為に鶏肉を生姜や大蒜、塩、味の素などで茹でますが、その茹でた時の出汁でご飯を炊いたものが、チキン・ライスなのです。でも、見た目が非常に貧相です。ご飯と鶏肉と薄い胡瓜しかありませんので、少し寂しいですが、現地の人には、非常に人気の食べ物の一つです。

BBQライス(RM 3.50)は、チキン・ライスからの派生だと思いますが、鶏肉以外に、豚肉や豚足、豚耳等をBBQにしたものが加わります。ミックスだと、それぞれ適度に組み合わせてくれますし、特定のものだけ欲しい場合は、自由にオーダーできます。チキン・ライスもBBQライスも非常にシンプルな料理なのですが、逆に奥が深く、僅かな隠し味を使う事によって、お客が集まりますので、中には、BBQライス1軒で、一店舗コーヒー・ショップをまるごと養っていく事も可能です。クチン市内のペンディン地区にあるホック・リー・センターの裏手に、BBQライス専門店が1軒あります。なんかアレックスの極秘情報によると、ここの主人は、絶え間なく、肉を切り続けていた為に、大事な玉が落ちたそうで、今は、奥さんが肉を切る担当です。

バクテー(肉骨茶/RM 5.80)ですが、いわゆる、豚モツ肉漢方煮込みです。バクテーは、どちらかと言うと西マレーシアが主流ですが、こちらでも、人気があります。その日の活力をつける為、朝から食べる人が多いです。豚肉、スペアリブ、モツ各種、白菜、大蒜(皮つき)、がバクテーのスープの中に入っております。スペシャルというのがありますが、肉の量が多くなるだけです。何かがスペシャルになると言う訳ではありませんので、ご注意を・・・。今まで食べた中で一番美味しいと思ったのは、ペンディン通りのTOYOTAのショー・ルームの道を挟んで反対側にある屋台にある店です。やはり、スープが味の決め手で、バクテー(肉骨茶)の粉末のパックがスーパーマーケット等で売ってますが、それだけでは、そのお店の味は出せません。コツとしては、この調味料に、醤油、塩、胡椒、大蒜、玉ねぎ、味の素、そして、オイスターソースを少し(本当に少し)、入れると、お店の味に近くなります。

次に、素麺(ミー・スア/RM 4.00)ですが、ソーメンと同じ麺を使ったスープ麺です。鶏肉と椎茸と中国ワインで出汁を取ったスープです。鶏肉のブロックが上にドカッとのっています。あっさりしていますので、体の調子が悪い時に良いです。この料理は、福建省の福州という地域の料理だそうですが、この福州の人々の料理は、一般的に、美味しいというのが評判です。屋台などで、「福州式」と看板に書いてあったら、先ず、間違いない店だと思います。

 ここ迄読まれた方は、きっと、麺や単品ばっかりで、野菜が不足するんじゃないかとか、毎日、飽きないのか、とご心配の方もいらっしゃるかと思いますが、ここで、出てくるのが、経済飯です。英語では、FAST FOOD。ファースト・フードと言えば、日本では、マクドナルドなどですが、こちらでは、経済飯なのです。経済飯とは何かというと、その区画には、20種類前後の鶏肉・豚肉・魚・野菜・牛肉・卵等ありとあらゆるお惣菜が並べてあり、選んだお惣菜をご飯の上にのっけて食べます。頼めば無料で、簡単なスープもついております。標準は、肉2品+野菜1品+ご飯で、RM 4.00位です。ビタミンが不足する時は、野菜を多めに取ったりもできますし、食材が豊富で非常に経済的です。一度、ビュッフェと間違えて、片っ端から頼んで、結果、肉5品+野菜3品+ご飯となって、RM 10.00を超えた人もいましたが、その時は、お店の人も困っていました。

ざっと、代表的なものを並べてみましたが、これだけでは収まらず、色んな食べ物があり、クチンは、本当に食い倒れの街です。尚、今回ご紹介したのは、日本人でも口に合う中華料理の屋台のみです。イスラム教のマレー人の方々は、ここでは食べれません。イスラム教のマレー人は、イスラム教徒専用の屋台やレストランがありますので、改めて、おいおい、ご紹介したいと思います。因みに、マレーシアやサラワクは、多民族国家ですので、皆で食事に行く時は注意しないといけません。一人でも、マレー人の人がいると、豚肉や酒を使っている上記のお店にはいけません。マレー人は豚肉が駄目、ヒンズー教と一部の仏教徒は牛肉が駄目、と言う感じで、その中で制限の多い人に合わせて、食事場所を選ぶと言うのが、こちらでの常識となっています。いずれにせよ、クチンには、多様な中華料理、マレー料理、インド料理を代表に、様々な食文化が混在していますので、食べ物に困るということはありません。

と言う事で、今回は、非常に長くなってしまいましたが、我々は、洒落たカフェよりも、コーヒー・ショップのプラスチックのテーブルや椅子、プラスチックのお皿やお椀、プラスチックのグラス、熱いコーヒーだけは特別にガラスのコーヒーカップ。その傷だらけのコーヒーカップのガラスに映し出される人々。私の好きな味付けを知りつくしてネギを大盛りにしくれるコロ・ミー屋の歯のかけたおばちゃんと、寡黙なミー・スア屋のおっちゃんと、能天気で強引に売りつけてくる肉まん屋のおばちゃんと、常連客の飲み物を知り尽くしている背の低いショートカットのお姉ちゃんと、私のご飯だけいつも多くよそってくれる経済飯屋のしかめっ面のおばちゃんと、1回も頼んだ事の無いチキンライスのはにかんだお姉ちゃんの笑顔。そんな温かい人々がいるトンプソンズ・コーナーに、私はニコニコして、コロ・ミー屋のすぐ傍のプラスチックのテーブルに、そんなに美味しくは無いけどコピ・ペン(練乳入りアイス・コーヒー)を飲みながら、今日も座っている。

「一杯の茶のためには、世界など滅びていい」(ドストエフスキー「地下生活者の手記」)とは思いませんが・・・。 ~~~~~ドリ鍋(2007年1月16日)


P.S.食べ物の話はとどまる所を知りません。少なくても1日に3回ありますし、その一食一食に何がしかのドラマがあると思いますので、話に尽きません。マレー人の食事や、森の山菜等、追々ご紹介したいと思います。

ドリ鍋の四方山話

ボルネオ島サラワク州

第1回 ボルネオ島の白人王国「サラワク」(2006年12月10日) 
・・・100年間続いた英国人ブルック家の所有した謎の王国(1841年~1941年)
第2回 フルーツの王様「ドリアン」 (2006年12月17日)   
・・・「ドリアンを食べる為だけでも、ボルネオ島に来る価値がある」 (アルフレッド・ウォーレス)
第3回 謎の病気(?)「ラタ」 (2006年12月21日)
・・・パイナップルボンバー洋平のトラウマを起こした病気に迫る  
第4回 世界遺産のムル国立公園(2006年12月25日)
・・・秘境のリゾート、巨大洞窟とコウモリ達 、そして、アントゥー
  第5回 マレーシア・バイアグラ「トンカタリ」(2007年1月10日)   
・・・元気が出ます。むくみが取れます。社長の深夜の結果報告もありました。 
第6回 クチンの屋台事情「ラクサ」「コロミー」「経済飯」(2007年1月16日)   
 ・・・我々は、洒落たカフェで昼食は取れません。間違っても、屋台です。 
★特別企画!! サラワク王国時代の国歌 (2007年2月2日)   
・・・2代目白人王チャールズの妻、マーガレット・ブルック作曲によるサラワク王国国歌の音源化。
第7回 とても高い木「タパン」と蜂蜜(2007年2月10日)     
・・・超高木「タパン」の謎、そして、熱帯雨林の何百種類の花の蜜からできた蜂蜜を売る謎のおっさん
 第8回 ボルネオ島熱帯雨林での「森の掟」(2007年2月10日)     
・・・サラワク先住民族イバン族の森の掟と、受け継がれる知恵 
 第9回 イバン族の夢占い(2007年2月26日)     
・・・イバン族のシャーマンの解く、語り継がれる夢の意味の片鱗。
第10回 イバン族の食文化(1)(2007年6月20日)     
・・・サラワク先住民族のイバン族の一番大切なもの、それは・・・。
 第11回 イバン族の食文化(2)(2007年6月23日)     
・・・サラワク先住民族のイバン族の男達の一番大好きなもの、それは・・・。

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